和食を食す上で、重要な調味料のひとつ、醤油。
製法や味もいろいろで、中には、使用するブランドを決め、ずっと同じものを使っている方もいるでしょう。
宇部市船木にある、不二醤油さん。
創業は、さかのぼること明治時代。
メインの通りから少し外れた狭い路地にある、知る人ぞ知る、お醤油屋さんです。
知り合いの方からいただきました。
フジしょうゆ(別選)
栓を開けた瞬間、麹でしょうか?甘いいい香りがします。
お醤油の中には、栓を開けると、ツンとした、いわゆる「尖った」香りがするものもあります。
でも、不二醤油さんの香りは、まさに「角の取れた」丸い甘さがします。不思議です。
このお醤油で、たまご焼きを作ってみました。
材料は、醤油とたまごだけなのに、本当に美味しい。
風味豊かで、ほんのり甘みがあります。まるで、だし巻き玉子を食べているような味わいでした。
お醤油が美味しかったので、お店にも伺ってみました!
すごい!戸をくぐった瞬間から、甘いもろみと麹の香りが鼻に抜けていきます。マスク越しでもわかるほどです!!
さしみ醤油やだし醤油などいろいろあるけど、ポン酢にしました。
ぽん酢(1050円)
栓を開けると爽やかな酸っぱい香りが、鼻を刺激します。
湯葉にかけて、いただきました。
…美味しい(*´∀`*)
果汁の酸味を強く味わえます。
濃厚な湯葉(豆乳)に、全然負けていない。むしろ、酸味が湯葉のまろやかさを引き立てています。うーん、箸が進みます!!
この、酸味の正体は、山口県萩市産のだいだい。本当に美味しいです。
「夏は、ドレッシング代わりにしても美味しいよ」と、お店の方に教えていただきました。
明日は、サラダにかけてみよう( ̄∇ ̄)♪
これからのシーズン、ウチの食卓で大活躍しそうです!
ところで、お醤油を造っている建物は、明治時代のもの。
通りに面したお店は、大正時代に建てられたもの。
気がつきませんでしたが、屋根と天井の梁がズレているんです!隣の建屋とのバランスを取るためにあえてズラしてあるんですって!戦争や度重なる災害を乗り越え、今なお、ズレていない、もちろん、泥壁の雨漏りも一切無いそう。当時の職人さんの技術力の高さが伺えます。
(今では、修復できる人がいないそうです!)
また、店内には大きな桶が置いてあります。
明治時代の桶で、枠は杉、それを竹で編んで締めてあります。
今から、およそ150年も前の桶なのに、お醤油が漏れることがないんですって!杉の板を円形に組み立てたり、今だに解けないように竹で締めてあったりと、当時の桶職人の素晴らしい技を見ることができました。
お醤油の塩分量は控えめとのこと。
健康を気遣う人でも、安心して使えますね。
また、購入しようと思います。
ごちそうさまでした!
ご覧いただきましてありがとうございました(jannemammy)
スポンサーリンク
View Comments