「何か自分にできることはないだろうか」
愛する人が、余命宣告されたら、どんな行動をとりますか?
作家・眉村卓先生の奥さんの余命が1年少々…と宣告されたとき、思いついたのが、
毎日、短い話を書いて奥さんに読んでもらうこと
だったそうです。
奥さんに毎日読んでもらうために書く。
その数、1778話。
1778話というと、およそ5年分。
その中から抜粋した話・自己注釈、また、奥さんとの出会いや夫婦生活、闘病生活を加えた本です。
この本を知ったきっかけは、前のことになりますが、あるTV番組で、メイプル超合金のカズレーザーさんが、
「15年ぶりに泣いた」
「夫婦の絆の美しさが、全て詰まった」
と大絶賛・紹介されたことでした。
私はこれまで、眉村先生の作品を読んだことはありませんでした。
読んでいく中で、お2人の、高校時代の出会いから結婚生活などのエピソードを、同時進行で読めたことにより、先生がどんな方なのか、今までどんな作品を書かれているのかが、なんとなく伺えました。
そして、作中にあるように、
「文章の力は神をも動かす」
癌の場合、毎日を明るい気持ちで過ごし、よく笑うようにすれば、体の免疫力が増す…。
眉村先生の話が、余命が1年少々…と宣告された奥さんの寿命を、きっとのばしたのでは?と、考えてしまいます。きっと、
「次の1話、明日の1話」と。
最後は、1778話で締めくくられています。
今回、紹介したのは、新潮新書出版ですが、集英社文庫や角川文庫からも出版されています。
感動された方は、ぜひ、全話読んでみてください。
「また、一緒に暮らしましょう」
ご覧いただきましてありがとうございました(jannemammy)
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